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かぶせ茶 三重県
三重県は、かぶせ茶の生産量が全国で1位という有名なお茶の名産地です。
お茶といえば静岡県というイメージが強いですが、静岡県と鹿児島県に次いで生産量第3位に位置するのが三重県です。
その中でも、かぶせ茶だけに限定すると圧倒的な生産量を誇ります。
そんな三重県の中でも、四日市市や鈴鹿市などといった北勢地域が、お茶の本場となっています。
かぶせ茶は旨みや甘みが豊富で渋みが少ないお茶として、好き嫌いのないまろやかなお茶として知られています。
かぶせ茶は玉露でも用いられる製法として知られています。
茶の新芽を一定の期間、直射日光を当てないように、覆いを被せます。
こういった遮光栽培を行うことによって、緑茶の成分に変化をもたらします。
この変化によって、アテニンというお茶の旨味成分を多く含むようになり、香りや甘味をより引き出せるのです。
そのため、一般的な煎茶に比べてかなりの風味を持っているのがかぶせ茶です。
茶の旨味成分はアテニンのほかにも、テアニンやグルタミン酸、アルギニンなどといったアミノ酸で、お茶には大切な渋みの成分はタンニンやカテキン類が挙げられます。
渋み成分であるテアニンがカテキンに変化していくのです。
このかぶせ茶の製法をとることによって、テアニンがカテキンに変化することによって、この変化を抑えることもできるのです。
そのため、渋みの成分となるカテキンが多く作られず、旨味成分であるテアニンがたくさん茶葉に残ることになるので、かぶせ茶はまろやかなお茶であるといえます。
こういった製法によって、茶葉も色鮮やかで艶のある深い緑色になるので、見た目にも美しいお茶が楽しめます。
特に三重県のこの地域のかぶせ茶は、一番茶・二番茶しか摘み取りを行わないため、葉肉が厚くて香り高いお茶を楽しむことができるのが特徴です。
三重県の北勢地域は、かぶせ茶でなくても気候や土の成分がお茶を作るのには最適です。
そのため、もともと渋さが少ないお茶が採れる土地で有名でもあります。
そんな中でも「伊勢本かぶせ茶」というブランド茶は、作り手のたくさんのこだわりや手間がかかっているお茶で、味へのこだわりがたくさん詰められているブランドです。
全国茶品評会のかぶせ茶部門では、何度も一番名誉のある農林大臣賞を受賞しています。
日本人が当たり前のように毎日飲んでいるお茶の中でも、旨味や甘味が多いかぶせ茶は試してみたい一品といえるでしょう。